LIFFT定期便 制作秘話【後編】

LIFFT TALK ROOM 

LIFFT TALK ROOM は、LIFFTが主催する対談とそのレポートのシリーズです。

 

「LIFFT定期便」は、「Farm to Vase ー農園からご自宅(花瓶)ヘー」を掲げるLIFFTが提供するサブスクリプションサービス。

フローリストが選んだ旬の花と、毎号書き下ろしで「花と考える」きっかけを与えるジャーナルのセットが毎月ご自宅に届きます。

 

今回は、 LIFFTを提供するBOTANIC代表上甲が、アートディレクション担当の小玉さん、LIFFT Journal編集長の出川さんをお迎えし、「LIFFTのこれまでとこれから」について対談したインスタライブのまとめ【後編】をお届けします。

 

LIFFT TALK ROOM【前編】はこちら

 

【前編】では、LIFFT定期便の着想の経緯と、制作メンバーがサービス開始時にどのような想いを持っていたのか振り返るとともに、LIFFT定期便の「お花」と「ジャーナル」へのこだわりについてお届けしました。

【後編】では、LIFFTが普及を目指す「お花のある暮らし」について制作メンバーが考えていること、そしてLIFFTの今後の展望について対談した模様をお届けします。

 

 

◼︎暮らしの中に「自分とは違う生命体が存在している」

 

LIFFT の花束 

 

上甲:今後はより一層、多くの方にとってお花が身近な存在になるようにしていきたいというビジョンがあります。直近では定期便サービスをもっと充実させたいと思っています。お花そのものをお送りするだけでなく、インスタをはじめとするSNSやWebメディアの内容を充実させ、一対一のお客様サービスを提供して、自分らしい「お花のある暮らし」が定着する人が増えるといいなと思います。その中で、小玉さんにもデザイン視点でのディレクションにおいてさらに力を貸していただきたいです。

 

小玉:はい。LIFFTのお花は一見してわかるほど、鮮度が高くて質が良いんです。でも、それをオンラインで伝えるのって結構難しくて…。 定期便は一回始めたら毎月届きますよね。だからお花を始めるハードルも低くなると思うんです。外出機会も減るこのご時世で、いかに人々にお花のある生活の良さを広めていけるか、デザイナーの腕がなるところです。

 

上甲:今後、お花をオンラインで購入する人が増えることは間違いないと思っています。お花のようなカルチャー的要素の重要性が徐々に上がっている兆しがあるなと思っていて…

 

   お花や植物はそれ自体、お店によって大きな差がある商材ではないと思います。だからこそ、それをお花や植物以外のものでいかにブランド価値を上げることができるかも、すごく重要だなと思っていて。お花自体の品質へのこだわりはそのままに、LIFFTのファンを増やすことで、もっともっとお花が人々に愛されるようなブランドにしていきたいです。

 

小玉私自身の体感としても、人に会う機会が減るなかで「お花で部屋が明るくなった」という声を聞くことが増えました。今まではわざわざ人にお花を持っていくのは難しかったけれど、ギフトとして定期便を贈るというのもアリかもしれませんね。

 

上甲:そうですね。実はいま、お花のある暮らしを広めるためオンラインだからこそできる仕掛けを作っているところなので、スピード感をもって進めて行きたいですね。

LIFFT TALK ROOM

 

出川:そういえば、私は実際LIFFTのお花を部屋に飾るなかで、今までお花屋さんで手に取っていたお花たちって、世の中にあるお花のうちのほんの一部だったんだなと思ったんです。3月のアルストロメリアは、私が知っているものと色も形もいい意味で全然違って!「これ本当にアルストロメリアなんですか!?」と上甲さんに電話してしまったくらい。おうちの中でもお花の知識という一生大事にできる知恵を吸収できるのは素敵ですよね。

 

上甲:そうそう、お花好きな人でも知らないことがまだまだたくさんあると思います。日本人は昔の花嫁修行としてお花があったように、古来お花と親しんできた文化があります。思い返せば僕の祖母もお花の定期便を利用していたんですよね。世の中にサブスクが普及してきた今だからこそ、僕たちBOTANICがLIFFTだからこそできることを追求して行きたいです。

アルストロメリア

 

3月号のアルストロメリア

 

上甲:お花に対してすごくこだわりがある分、ボリュームがを重視しきれないという課題があります。その分、ユーザーの方一人一人に合うサービスにしたいです。例えば、花材を選べるようにしたり、メインのお花は変えずに他の草花をユーザーに合わせたものにしたり…。よりお客さんに寄り添ったお花のサービスにしたいんです。

   例えば、YouTubeでのリアルタイムQ&AやLINEの1on1対応サービスなど、お客様の声を反映させながらお花を送ることに留まらないサービスを創っていきたいなと。

    お花のサブスク界において「花の品質でNO.1」はもちろん、「ユーザーに寄り添ったサービスNO.1」を目指したいです。



小玉:私自信、「霽れと褻」に出会うまではお花をわざわざ買って飾るタイプの人じゃなかったんです。ズボラというか…(笑)サービスを利用してみて、率直に、お花がある生活はいいなと思って。代わり映えのしないただ忙しい毎日のなかで、自分とは違う生命体が存在しているということってとても豊かなことだと思います。そういう気づきのちょっとしたきっかけは、自分ではなかなか発見できない。だからこそ、このサービスを一人でも多くの人に知ってもらいたいです。

小玉千陽

 

 

◼︎「届いた瞬間より2週間後はもっと美しい。」リフトが目指すもの



上甲:ところで、小玉さんは「霽れと褻」を利用してくれていましたが一度やめようか迷っていらっしゃいましたよね?(笑)その後なぜ続けようと思ってくださったんですか?

小玉:やめたら元の生活に戻ってしまうと思って…忙しい毎日の中でも月に一回お花が届くことで、自分の生活のリズムが整っていく気がしています!

    お花のケアについてわからないことが多くても、LIFFT Journalに書いてある花屋さんが教えるお花のケア方法を実践していくと、だんだんとお花の保ちもよくなったり。飾り方も、花瓶を変えてみたりして想像力が刺激されます。そうやって、自分のスキルが少しずつ上がっていくのを感じると凄く嬉しいです。

 

出川:なるほど…お花は長くもつとはいえ枯れてしまうもの。でもジャーナルは残るものだし、花といた毎日を思い出すことができると思うんです。チューリップやバラがあったあの生活はこうだったな、この章を読んでこんな気持ちになったな、今とは少し違うな、などと…。ジャーナルは枯れないので。

   そして、LIFFT Journalをいつか一冊の本にできたらな、と。12号で一冊できたら面白いかもしれないですね。

 

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◼視聴者さまからコメント

 

  「正直、届いた時はボリューム感はやや少ないかもと思いました。…が、2週間目から良さが伝わってきました。普通の定期便だと届いた瞬間が一番美しい場合が多いけれど、LIFFTは2週間後の今が一番美しい!飾り続ける良さがわかりました。

 

 

上甲:これは、まさに僕らがお伝えしたかったことの一つです。ボリューム感は工夫して改善しつつ、こういったお客さまの声を増やせるよう、皆さまの反応やご意見をしっかりキャッチしてより良いサービスを展開していきます。お客さま、そして小玉さん、出川さん。今後ともどうぞ宜しくお願いします!




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LIFFT定期便お花とジャーナルのセット

 

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