【バラ特集】大切な人にバラを贈ろう。花の女王・バラの魅力とおすすめの飾り方

バラの花束は、フラワーギフトの定番ですね。

花の女王とも呼ばれるほどに、圧倒的な存在感で他の花とは一線を画しているバラは、どんな花にも到達できないような突出した美しさがあります。

今回はそんなバラの歴史や特徴、花言葉や切り花のケア方法などを詳しくご紹介していきます。


ピンクのバラ

 

◼︎バラの基礎知識

「花の女王」と称されるバラ。そのバラは一体どのような歴史を持っているのでしょうか。

バラの歴史

古代バビロニア『ギルガメシュ叙事詩』には、すでにバラに関する記述があります。

紀元前12世紀には、すでに古代ペルシャで栽培されていたバラ。

その栽培のきっかけは、香料あるいは薬用としての利用が目的だったそう。

クレオパトラもバラを愛した歴史上の人物のひとり。

実は、ローマ最大の軍人であり政治家・カエサルを歓迎した際に多量にバラの花や香油を使ったと言われています。


所変わって、アジアの中国では、古くから栽培されていた独自の形質を持つバラがあり、それらは18~19世紀にかけてヨーロッパに渡り始めました。

いま私たちが日常的に目にするバラは、1867年にフランスの育種家ギョーによって作られた最初の改良種「ラ・フランス」の系統をひくものです。

 

バラの別名

実は日本はバラの自生地として世界的に有名な国のひとつ。

バラの原種の3種類は日本が原産。

ちなみに「バラ」という名前は和語で、「いばら」がなまって変わったものです。

また「薔薇」という2文字は音読みで「そうび」や「しょうび」と読まれます。

中国由来の日本語、つまり漢語では「玫瑰」(まいかい)や「月季」(げっき)という名でも呼ばれています。

 


バラに関する逸話

バラに関しての逸話や神話は数え切れないほど多く存在しますが、ここでは「バラがこの世に誕生した瞬間」を描いた神話をご紹介します。

絶世の美女アフロディーテ。彼女は大神ゼウスと大洋神の娘であるディオネの間に、海の泡のなかから生まれます。


生まれたばかりのアフロディーテは、西風の神ゼヒュロスによりキプロスへと運ばれました。

そこで女神たちに飾り立てられたアフロディーテは、オリンポスの神々の元へと連れて行かれます。

神々の元へ現れたアフロディーテのあまりの美しさに、神々はバラを創造し、後の美の神となるアフロディーテの誕生を祝ったのでした。

 

バラにまつわるイベント

韓国では5月14日は「ローズデー」。

2月14日のバレンタインデーからホワイトデー、そして4月14日のブラックデーを越え、5月14日までにカップルになった恋人同士がバラの花束を贈り合うという、非公式記念日が韓国にはあります。

この記念日「ローズデー」は、パートナーともっと関係を深めるために雰囲気のいいデートをする必要があるということでつくられたそう。

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◼︎花言葉

バラには、花の色の違いやその本数などで、さまざまな花言葉があります。

バラの花を贈る際には、せっかくなのでプレゼントする相手に届けたい花言葉を選ぶのもいいですね。

バラ全体の花言葉は「愛」と「美」。美しいバラの姿そのもののような花言葉です。

【色で違うバラの花言葉】

  • 赤色 「あなたを愛しています」「愛情」「情熱」「熱烈な恋」
  • 白色 「純潔」「深い尊敬」「私はあなたにふさわしい」
  • 黄色 「嫉妬」「友情」「愛情の薄らぎ」
  • ピンク色 「上品」「しとやか」「感銘」
  • 青色 「奇跡」「神の祝福」「夢かなう」「不可能」
  • オレンジ色 「無邪気」「信頼」「絆」「魅惑」
  • 緑色 「穏やか」「希望を持ち得る」



【本数で違うバラの花言葉】

  • 1本  「あなたしかいない」「ひとめぼれ」
  • 2本  「この世界は二人だけ」
  • 3本  「愛しています」「告白」
  • 4本  「死ぬまで気持ちは変わりません」
  • 5本  「あなたに出会えたことの心からの喜び」
  • 6本  「あなたに夢中」
  • 7本  「ひそかな愛」
  • 8本  「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
  • 9本  「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
  • 10本 「あなたは全てが完璧」
  • 20本 「私の小さい愛」
  • 21本 「あなただけに尽くします」
  • 99本 「永遠の愛」「ずっと一緒」
  • 100本 「100%の愛」
  • 101本 「これ以上ないほど愛しています」
  • 108本 「結婚してください」
  • 365本 「毎日あなたを想っています」
  • 999本 「何度生まれ変わってもあなたを愛する」

 

結婚式で人気の演出『ダズンローズ』

最近では、結婚式のセレモニーのひとつとしても人気の高い「ダズンローズ」。

直訳すると「ダズン」=「12」意味し「ダズンローズは、12本のバラの花束」のことを言います。

そしてこの12本のバラには、1本ごとに違った意味が込められています。

<ダズンローズの一つ一つに込められた意味>

愛情・希望・感謝・誠実・幸福・信頼・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠


これらは「結婚生活を続けていく上で必要なこれらの12の言葉」。

パートナーにこれらのことを大切にすることを誓うメッセージなのです。

恋人へのプレゼントとして、またプロポーズするときの愛の証拠として贈る花束として、これ以上ぴったりのものはありませんね。

 

◼︎ケア方法

バラの花をより長く、安全に楽しむためのケア方法をご紹介します。

トゲの処理

切り花で売られているバラの棘は、入荷した時に花屋さんで取られていることがほとんどです。

ただ、棘を全て取りきるというのは難しい。


バラの花束をプレゼントされた時や購入した際には、後々水換えの時などに指を怪我してしまわないように、トゲを取り除きましょう。

トゲは、以下ふたつの方法で取ることができます。

①ハサミを使ってトゲを取る

取ったトゲに気をつけて、紙の上やシンクの中で行います。

バラを持ったら、ハサミを閉じたまま、刃の外側を茎に当てます。

そのまま優しく撫でるようにハサミを滑らしていき、出っ張っているトゲを落としましょう。

あまり強くハサミを当ててしまうと、茎の皮が剥がれてガサガサになってしまうので注意が必要です。

この方法は、小さいトゲがたくさんついている時に便利な方法ですね。


②素手でトゲを取る

素手で取る方法は、大きなトゲついているバラに効果的。

トゲの根元に親指を当て、トゲを横に押すように力を加えると簡単に取ることができます。

 

バラを長持ちさせる適正温度


意外とデリケートなバラは、高温すぎても低温すぎてもすぐに弱ってしまう花です。

そんなバラを美しく長持ちさせるための適温は、15~25度くらい。

直射日光は避けて、風通しのいい明るい場所においてあげてください。

 

◼︎おすすめの生け方

バラを色々な生け方で楽しんでみましょう。おすすめの生け方を紹介するので、是非参考にしてみてくださいね。

一輪挿し

鮮やかに人の目を引くバラは、花束でなく一輪挿しでもとっても豪華。

1本だけを部屋に飾るのであれば、個性的な色や形をしたバラを選んでみましょう。

例えば、幾重にも重なった花びらの色が、内側にいくにつれて変わっていくバラや、柔らかく曲線を描く花びらが印象的なバラなど。

花束では買えないけれど、1本だけなら手が出せるバラを楽しみたい時や、通りすがった花屋さんで一目惚れをしたバラを生けてみたい時には、ぜひ一輪挿しを試してみてください。

 

小花と合わせる

バラは、一年中多種多様な種類のものを手に入れることができます。

バラだけの花束はもちろん素敵ですが、アクセントに小花やグリーンを合わせてあげるのもおしゃれ。

その季節ごとの花をバラと合わせることで、季節感がでて華やかさが増します。

どれだけ他の花を合わせても、埋もれてしまわない魅力があるのもバラの特徴ですね。

 

◼︎ドライフラワーにする方法

花びらの数が多いバラは、一見ドライフラワーにしにくいように思いますが、案外簡単に美しいドライフラワーにすることができます。

ドライフラワーに適しているバラは、花があまり大きくないもの。

大振りの花を咲かせるバラだと、湿気がなかなか抜けず乾燥する前に腐ってしまうことがあります。

一番簡単な方法は、自然乾燥する方法です。吊るしてドライにする「ハンギング法」とも言います。

<手順>

  1. 完全に開ききっていないバラを数本用意し、切り口のあたりをひもや輪ゴムなどで束ねます。
  2. 直射日光の当たらない風通しのいい場所に、バラの花が下向きになるように吊るしましょう。
  3. 1週間から10日そのままにしておいて、花びらが完全に乾いたら完成です。

 

 

◼︎まとめ

バラの花は美しいだけではなく、その色や数によっても意味が大きく違ってきます。

大切な人に贈る花束、せっかく心をこめた贈り物だから、その花言葉や本数の意味に気持ちを乗せてプレゼントできればいいですよね。

お花に疎い人もそうでない人も、あなたが贈ったバラの花束がどんな意味を持つのかを知れば、より一層喜びを感じてくれるはずです。

 

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