【フローリスト監修】モンステラの育て方完全ガイド|置き場所・水やり・剪定・増やし方まで解説
インテリアのデザインモチーフとしても人気のモンステラ。大きなハート型の葉と、アシンメトリーに入る切れ込みが特徴的な観葉植物です。
耐陰性があり室内でも育てやすいため、観葉植物をはじめて育てる方にもおすすめ。洗練された雰囲気を演出するだけでなく、育てる楽しさも存分に味わえます。
そんなモンステラを楽しむための、お手入れの方法や育て方のコツを、よくある質問と合わせてまとめました。
また、よくある質問には、 BOTANIC代表・上甲(じょうこう)が、実際の管理・仕入れ現場での知見も交えながらお答えします。
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モンステラの育て方
モンステラは丈夫な植物ですが、置き場所や水やりを間違えると葉の切れ込みが少なくなったり、生育が鈍くなったりします。
まずは、置き場所・日当たり、温度、水やりの3つの観点から解説していきます。
置き場所・日当たり
モンステラは、明るい日陰を好む観葉植物です。
室内で育てる場合は、窓際など直射日光の当たらない明るい場所に置いてあげてください。光が強すぎると「葉焼け」の原因になり、暗すぎると葉の切れ込みが入らなくなることがあります。
屋内に置く場合
モンステラは、室内の明るい場所で育てるのが最適です。エアコンの風が直接当たる場所は、葉が乾燥しやすく傷んでしまうため避けてください。
また、冬場は窓際の気温が下がりやすいため、夜間は部屋の中央寄りに移動させてあげるなど、室温を5°C以上に保つよう心がけましょう。
屋外に置く場合
春から夏の成長期には屋外での管理も可能ですが、直射日光は避けてください。30〜50%程度の遮光ネットを使用するか、木漏れ日の当たる場所が理想的です。
最低気温が15°Cを下回るようになったら、早めに室内へ取り込んであげてください。急な環境の変化は植物にとってストレスになるため、移動させる際は徐々に慣らすのがコツです。
育てる温度
モンステラは20°C〜30°Cほどの環境で活発に生長します。
暑さには非常に強いですが、寒さは少し苦手です。冬越しのためには最低でも5°C、元気に保つには10°C以上をキープするのが理想です。
水やり
水やりは、土の状態をよく観察してメリハリをつけることが大切です。
春〜夏(生育期)
成長が盛んなこの時期は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れるくらいたっぷりと水を与えます。特に真夏は乾きが早いため、こまめに土をチェックしましょう。
秋〜冬
気温が下がると生長が緩やかになり、吸水量も減ります。土の表面が乾いてから2〜3日後を目安に水やりを行い、乾燥気味に管理することで、寒さに対する耐性を高めることができます。
モンステラの剪定
モンステラは生長が早いため、放置すると茎が伸びすぎて形が崩れてしまいます。
剪定を行うことで、美しい樹形をキープできるだけでなく、風通しが良くなり病害虫の予防にもつながります。
剪定の適期は5〜9月です。モンステラの茎から出ている「気根(きこん)」は切っても問題ありませんが、空気中の水分を吸収する役割があるため、気になる部分だけを整理するようにしましょう。
モンステラの植え替え
モンステラは根の生長も早いため、1〜2年に1回を目安に植え替えを行いましょう。適期は5〜9月です。植え替えを怠ると、根詰まりを起こして生長が止まってしまいます。
- 鉢の底から根が飛び出している
- 水が土に染み込みにくくなった
- 葉先が茶色く枯れてきた
- 鉢がパンパンに張って、プラスチック鉢なら変形している
一回り大きい鉢、鉢底網、鉢底石、観葉植物用の土、スコップ、ハサミ、園芸用シート
新しい鉢に鉢底網を敷き、その上から鉢底石を鉢の高さの1/5程度まで入れます。
新しい土を鉢の3分の1程度まで入れ、あらかじめ高さを調整しておきます。
モンステラを優しく引き抜き、古い土を軽く落とします。黒ずんで傷んだ根があればハサミでカットしましょう。
新しい鉢の中央に配置し、周りに土を足していきます。棒などで軽く突き、隙間なく土が入るようにします。
植え替え後はたっぷりと水を与え、1週間ほどは風通しの良い明るい日陰で休ませてあげてください。
【観葉植物の育て方】観葉植物をレスキュー!害虫駆除・植え替え・剪定が必要なサインって? – LIFFT
モンステラの肥料
モンステラを大きく、元気に育てたい場合は、成長期にあたる春から秋にかけて肥料を与えます。冬場は休眠期に入るため、肥料は与えないようにしてください。
| 肥料の種類 | 頻度 | 特徴 |
|---|---|---|
| 固形肥料(緩効性) | 2ヶ月に1回 | ゆっくり長く効くため、追肥の手間が少ない。 |
| 液体肥料 | 2週間に1回 | 即効性があり、水やり代わりに与えられる。 |
モンステラの増やし方
モンステラは非常に生命力が強く、初心者でも簡単に増やすことができます。おすすめは「挿し木」または「水挿し」です。適期は5〜9月です。
清潔なハサミ、水を入れる容器(水挿しの場合)、新しい鉢と土(挿し木の場合)、発根促進剤(あれば)
気根(茶色の根)が付いている節のすぐ下で茎をカットします。気根がある方が発根の確率がぐんと上がります。
蒸散を防ぐため、大きな葉を半分に切るか、枚数を減らして調整します。
水挿しの場合は毎日水を替え、直射日光の当たらない場所で管理します。挿し木の場合は、土が乾かないように注意して管理しましょう。
2〜4週間ほどで新しい根が出てきます。水挿しで根が十分に伸びたら、土に植え替えてあげましょう。
モンステラにつきやすい害虫
室内で育てる場合も、乾燥や風通しの悪さが原因で害虫が発生することがあります。日頃の「葉水(はみず)」が予防に効果的です。
カイガラムシ
茎や葉の付け根に白い粉のようなものが付着していたら、カイガラムシの可能性があります。
対処:見つけ次第、ブラシ等でこすり落とすか、薬剤を散布します。
ハダニ
葉の裏側に付着し、栄養を吸い取って葉を白っぽくさせます。
対処:乾燥を避けるため、霧吹きでこまめに葉の裏表に水をかけることで予防できます。
モンステラの風水と花言葉
| 花言葉「嬉しい便り」「深い関係」
ハワイでは、葉の穴から光が差し込む様子から「希望の光を導く」とされ、とても縁起の良い植物として大切にされています。
| 風水「金運アップ」「邪気払い」
丸みを帯びた大きな葉は、気持ちを穏やかにし、人間関係を円滑にする効果があると言われています。リビングや玄関に置くのが特におすすめです。
モンステラについてのよくある質問
花と観葉植物の通販LIFFTによく寄せられる質問に、BOTANIC代表・上甲が回答していきます。
Q. 葉に切れ込みが入らないのはなぜ?
主な原因は日光不足です。また、幼苗のうちは切れ込みのないハート型の葉が出ます。成長して株が充実し、十分な光を浴びることで、徐々に特徴的な切れ込みが入るようになります。
Q. 冬場に葉が垂れて元気がない時は?
寒さによるダメージ、または水の与えすぎによる根腐れの可能性があります。まずは暖かい場所に移動させ、土が完全に乾くまで水やりを控えて様子を見てください。
Q. モンステラには毒性がある?
茎や葉を切った際に出る液体には「シュウ酸カルシウム」が含まれており、肌に触れるとかぶれることがあります。剪定の際は手袋を着用し、小さなお子様やペットが誤食しないよう注意してください。
モンステラの代表的な種類
個性豊かなモンステラの品種。
モンステラ・デリシオーサ
最も一般的で、非常に大きく育つ品種です。切れ込みだけでなく穴が空くこともあり、ダイナミックな姿を楽しめます。
ヒメモンステラ(アンダーソニー)
デリシオーサに比べて葉が小さく、つる性で横に広がる性質があります。日本の住宅事情にも合いやすく、非常に人気があります。
モンステラのインテリア例
存在感のあるモンステラは、一鉢置くだけで部屋の印象をガラリと変えてくれます。スツールの上に乗せて高さを出したり、ハンギングで飾るのも素敵です。
最後に
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監修者紹介
植物は、空間を整えるだけでなく、そこにいる人の気持ちや行動にも静かに影響します。 暮らしの背景や価値観は人それぞれだからこそ、その人にとって自然に馴染む「心地よさ」を探す視点を大切にしています。
「実は、葉の切れ込みには理由がある!?」 モンステラの最大の特徴である葉の穴や切れ込みは、熱帯雨林の激しい雨風を受け流し、下の葉にも光を届けるための進化と言われています。日光が不足すると、新しい葉に切れ込みが入らず、普通のハート型の葉ばかりになってしまうことがあるので、明るさの管理が重要です。
また、よく驚かれるのが「気根」の扱いです。モンステラからニョキニョキと生える茶色の根は、野生では木に絡みつくためのもの。家庭では鉢の中に誘導してあげると、そこからも栄養を吸収して株がより一層がっしりと丈夫に育ちますよ。