「元気になってね。」お見舞いにお花・花束を渡す時のマナーとポイント
お花には疲労や緊張、不安などを軽減させる効果がある事が研究(※1)などの結果で明らかになっています。
生花を見るとリラックスした状態になるのは、α波が脳内から多く出されているから。
見ているだけで安らかな気分にさせてくれるお花は、お見舞いの贈り物としては最適。
少しでも元気になってほしいから、親しい人へのお見舞いは癒し効果のあるお花を選びたいですね。そんな時におすすめなお花の贈り方もご紹介します。
お花と植物の通販LIFFTではフローリストが厳選したお見舞いのお花・花束を取り揃えています。
お見舞いでお花を渡す時のタブー
お見舞いでお花を渡すときには、マナーとタブーが存在します。
それらを知らずにお花を選んでしまうと、もしかしたら贈った花が原因で、相手を嫌な気持ちや悲しい気持ちにさせてしまうかもしれません。
そうならないために、お見舞いに避けたいお花の種類をご紹介します。
鉢植えはNG
お見舞いで贈るお花の中で一番避けるべきものは、鉢植えタイプのお花です。
鉢の中で植物が土に根をおろす様を「根付く」と言いますが、その言葉は「寝付く」を連想させます。
そのため、花を贈った相手の病気が長引いてしまう暗示のようになるため、縁起が悪いとされて避けられています。
せっかくのプレゼントですから、快く受け取ってもらえるようなお花を選びましょう。
香りが強いお花は避ける
お見舞いで贈るときのお花は、匂いがきついものは避けましょう。
元気なときにはリラックス効果になるような香りでも、体が弱っているときには不快に感じたりするものです。
- ユリ
- ストック
- スイセン
- フリージア
上記の花は特に匂いがきついので要注意。
オンラインで注文する際など、匂いがある花かどうかわからないときは、お花屋さんに相談してみると良いですね。
お花の色に気をつける
お見舞いのお花選びは、色使いも重要です。
白や青、紫などの花はお悔やみのときに使われる事が多い色なので、できれば避けましょう。
お見舞いの花の色としてよく使われる暖色系の花ですが、赤色だけは縁起が悪いとされています。
赤色は血の色を連想させると言う事で、お見舞いの花にはあまり相応しくないとされています。
ネガティブなイメージのある花と花言葉
花言葉や花自体が持つイメージがあまり良くないとされるものも、お見舞いのお花としては避けた方が良いでしょう。
死に関連する花言葉を持つ花たち
- スノードロップ 「あなたの死を望みます」
- 白いスミレ 「乙女の死」
- スカビオサ 「未亡人」
ネガティブな言葉を連想させる花たち
・シクラメン
名前から「死」や「苦」などを連想させると言われています。
・ツバキ・チューリップ
花が散るときに首の部分からぼとりと落ちることから、縁起が悪いとされています。
・アジサイ
昔は梅雨の時期に亡くなる人が大変多かったために、その時期に満開になるアジサイは縁起が悪いとされています。
NGな本数
4は「死」を9は「苦」を連想させ、13は忌み数と呼ばれる数字のために、これらの本数でお見舞いの花を贈ることはタブーとされています。
お見舞いでお花・花束を贈るタイミング
お見舞いのお花を贈るタイミングは、できるだけ相手に負担のかからないときに行くのが望ましいですね。
入院したすぐや、手術の前後などは避けるのが一般的です。相手の方の気持ちや状態・状況が落ち着いてから行くのがベスト。
お見舞いで贈るおすすめのお花
明るく元気になれる花束・アレンジメントを。
少しでも元気に明るい気持ちになってもらいたいと真心を込めて贈るお見舞いのお花ですから、可能な限り素敵なものにしたいですね。
贈った相手が元気になってくれるように願いを込めて、お見舞いのお花は気持ちが明るくなるようなイエローやオレンジなどのビタミンカラー、ピンクやクリーム色など心の癒されるパステルカラーがおすすめです。
ガーベラ
すっと長く伸びた花茎に、上を向いてたくさんの花びらを大きく広げたガーベラ。
そのすっきりとして爽やかな花姿は、底抜けに明るい雰囲気を放っています。
ガーベラの花言葉は「希望」・「前進」。
色別の花言葉もありますが、どの花言葉もポジティブな意味を持つのでお見舞いにの贈り物にはぴったりです。
ヒマワリ
太く立ち上がった茎から、まるで夏の日の灼熱の太陽のような大きな花を咲かすヒマワリ。
夏を代表する非常にポジティブなイメージを持つこの花、実は通年市場に出回っています。
ヒマワリの花言葉は、「あこがれ」「あなただけを見つめる」「崇拝」。
意外と情熱的な花言葉の多いヒマワリ。目上の人に贈る花として最適ですね。
ライラック
春の訪れを教えてくれる、甘やかな香りを持つ愛らしい花ライラック。
その香りは、香水にも使われる事で有名です。
ライラックは4月中旬~6月中旬まで流通しています。
気温が高くなると花が散りやすくなるので、春先の贈り物としてはちょうどいいお花。
ライラックの花言葉は「友情」・「思い出」。
華やかで可愛らしいその姿は、友人のお見舞いに渡す花としてうってつけです。
お見舞いでお花・花束を渡す時のポイント
お見舞いのお花を渡す際には、相手に気持ちよく受け取ってもらいたいですね。
ここでは、お花を渡すときのポイントをご説明します。
予算の目安・相場を知る
家族・身内のお見舞いには、およそ5,000円~10,000円。
友人・知人に対しては3,000円~5,000円が相場となっています。
退院した際の快気祝いに気を使わせないような金額にするのが良いですね。
病院に事前確認を入れる
病院によっては、お花のお見舞いを受け付けていないところもあるので、事前に確認をしておく必要があります。
衛生上の問題や、相部屋で一緒にいる患者さんへの花粉や匂いを考慮してのことです。
とても重要な事なので、こういったマナーはしっかり守っていきたいですね。
生花がだめな場合は、ブリザードフラワーやドライフラワーが瓶の中に入ったハーバリウムにしてみるのもいいかもしれません。
LIFFTではおしゃれなドライフラワーも取り揃えています。
手間・ゴミになりにくいお花・花束を選ぶ
お花は生き物なので、毎日水を替えたり、日が経ってくると花びらが散ってきたりします。
入院中は、毎日お見舞いに来ているご家族の方も疲労が溜まっている事が多いので、そういった手間を極力減らすような工夫をしておきたいですね。
お見舞いのメッセージを添える
お見舞いのお花には、ぜひメッセージカードも添えてみましょう。
本人を目の前にするとなかなか言えない、素直な気持ちを改めて文字にして綴ることで、よりいっそう相手を元気づけることができるはずです。
退院祝いならお花を自宅へ宅配
大切な人が入院してしまったけれど、場所が遠かったり時間の都合がつかずにお見舞いに行けなかったとき、また病院への立ち入りが難しい今だからこそ、相手のご自宅に退院祝いのお花を贈ってみてはどうでしょうか。
退院直後は気分的に落ち着かないこともあるでしょうから、お花を贈るタイミングは退院してから1週間から10日の間の暦が良い日に贈るのが良いですね。
事前に家にいる時間帯を聞いておけば、時間指定もできてストレスフリーに受け取ってもらう事ができます。
お花と観葉植物の通販LIFFTならご自宅への配送も可能です。
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まとめ
お見舞いを贈る際の、マナーとタブー。
贈る相手にとってとてもデリケートな時期ですから、しっかりと意識して素敵な贈りものにしたいものです。
美しい花を目にすることで、少しでも癒されてくれればこれ以上嬉しいことはありませんね。