春の花ラナンキュラスは「冬」に飾る?魅力とおすすめの生け方
冬の空気にそっと春の気配を届けてくれる、ラナンキュラスの魅力をひとまとめに。
冬になると、花屋さんの店頭には早々と春のお花が並び始めます。
その主役ともいえるのが、チューリップやヒヤシンスなどの「球根花」。
室温に応じて花弁が開いたり閉じたり。または茎が伸びるのものあり、とても表情豊かです。
春の花を飾るには少し早く感じるかもしれませんが、ほとんどがハウス栽培されている切り花においては、「冬」が一番の旬なのをご存知でしたか?
低温でじっくり育った花は身が引き締まっていて、色乗りも抜群。中でも、おすすめなのが今回の主役「ラナンキュラス」です。
オーガンジーのような薄い花弁が幾重にも重なる姿が愛らしく、不動の人気を誇ります。また、種類がとても豊富なので、シーズンを通して様々な飾り方が楽しめるのも魅力です。
そんなラナンキュラスをご紹介すると共に、簡単に暮らしに取り入れられる飾り方をご紹介します。
ラナンキュラスの基礎知識
ラナンキュラスは、地中海沿岸から西アジア、ヨーロッパ南部を原産とするキンポウゲ科の植物です。
名前の由来はラテン語の「rana(カエル)」。
原種が湿地を好み、葉がカエルの足に似ていることからそう名付けられたと言われています。
原種は黄色い5枚花で、「バターカップ」という愛らしい別名でも親しまれています。
ラナンキュラスの最大の魅力である花弁の多さは圧巻。
100枚、多いものでは250枚にも及び、同じキンポウゲ科のアネモネやクレマチスと比べても華やかさは群を抜いています。
近年は切り花用品種の改良が進み、色や花形のバリエーションがさらに豊かに。
フリルのついた品種、ツヤをまとった「ラックスシリーズ」など、表情は進化し続けています。
・ふっくら重なるカメリア咲き
・めしべが突出するモロッコシリーズ
・華やかなフリルが特徴のアネモネ咲き
・光を受けて艶めくラックスシリーズ
どれも魅力が異なり、飾るたびに新しい発見があります。
スタンダードな「カメリア」咲き
めしべが突出した、「モロッコ」シリーズ
フリルが華やかな「アネモネ」咲き
花びらがツヤツヤ輝く「ラックス」シリーズ
ラナンキュラスの花言葉
ラナンキュラス全体の花言葉は「とても魅力的」「華やかな魅力」。
色数が驚くほど豊富で、現代的なくすみ色から鮮やかなビビッドカラーまで“ほぼすべての色が揃う”と言われるほど。
色別の花言葉にはこんな意味も。
・赤:あなたは魅力に満ちている
・白:純潔
・黄:優しい心遣い
・ピンク:飾らない美しさ
・緑:お祝い
贈りものとして選ぶときは、花言葉で色を決めるのも素敵ですね。
ラナンキュラスを飾るときのポイント
ラナンキュラスは形のばらつきが比較的少なく、お花の初心者でもいけやすい花です。
ぜひお好みの雰囲気に合わせて、選んでみてください。
まずは単品でシンプルに
小さめの花瓶に1〜2色だけ。
茎の長さをランダムにすると抜け感が出て、空間になじむ軽やかな表情になります。
長さを揃えて少し寄せていけると、よりブーケのような可愛らしさに。
グリーンを添えて自然な動きを

小ぶりの葉を合わせれば軽やかに、大ぶりの葉ならぐっと華やかに。
まとめるときは茎が放射状に広がるように束ね、花が外を向くように花瓶へ。
自然とバランスよく見えます。
飾り方は無限大
1本ずつ小瓶に飾ったり、季節の草花と合わせたり。
種類が豊富だからこそ、組み合わせの楽しさも広がります。
これから出回るラナンキュラスは、まさに“花の旬”。
色も形も多彩で、毎週のように新しい出会いがあります。
冬の暮らしにそっと春の気配を連れてきてくれる、そんな存在です。








