【ヒマワリ特集】笑顔と元気を贈ろう!太陽の花・ヒマワリの魅力とおすすめの飾り方

 

燦々と照りつける太陽の光に負けないほどの、鮮やかな輝きを放つヒマワリ。ヒマワリはポジティブで底抜けに明るい夏のイメージを持つ花として、性別年齢を問わずとても人気がある花です。

今回は、そんなヒマワリの特徴や歴史、花言葉やケア方法などをご紹介します。

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ヒマワリの基本情報

真夏の花の代名詞とも言えるヒマワリ。鮮明な黄色の大きな花を、目一杯太陽に向けて広げる姿は、一目見ると忘れられないような鮮烈さがあります。ヒマワリという植物は、どういった歴史を持ち、どのような特徴や種類また逸話があるのでしょうか。

ヒマワリの特徴

ヒマワリは、北アメリカ原産のキク科の一年草です。夏から秋にかけて高さ約3mほどに成長し、大きな黄色の花を咲かせます。花弁はひとつの大きな花のように見えますが、実は多くの花が集まってひとつの花のような形を作っているんですね。これはキク科の植物の特徴で、外側の黄色い花びらの部分を「舌状花」と呼び、内側の橙色の部分を「筒状花」と呼びます。

 

ヒマワリの歴史

ヒマワリの始まりは紀元前に遡り、その昔より食用作物として重宝されていました。1510年に、スペイン人が北アメリカ大陸からヒマワリの種を持ち帰り、マドリード植物園で栽培を開始。しかしながら、ヒマワリがスペイン国外に持ち出されるまで100年近くの月日が流れたと言います。17世紀に入ってから、ようやくフランスやロシアに伝わり、その種子が非常に価値あるものだということが認められました。


ヒマワリの別名

和名のヒマワリの語源は「日廻り」。つまり、陽を追って回る花という意味でつけられました。日が当たらない部分の成長ホルモン濃度が高くなって日が当たる場所より早く成長するために茎が日の方へ曲がり、そのせいで太陽を追って回る仕組みなのですね。


ヒマワリは別名の多さから、どれだけ多くの人々に愛されてきたかがわかります。

【ヒマワリの別名一覧】

日車(ひぐるま)、日向葵(ひゅうがあおい)、日輪草(にちりんそう)、天竺葵(てんじくあおい)、照日葵(しょうじつき)、天蓋花(てんがいばな)、西蕃葵(さいばんき)、羞天花(しゅうてんか)、迎陽花(げいようか)、望日蓮(ぼうじつれん)、転日蓮などと呼ばれ親しまれています。


ヒマワリの逸話

ヒマワリには、ギリシャ神話に登場する水の精クリュティエにまつわる逸話があります。

大洋の神オケアノスの娘であった水の精クリュティエは、太陽神アポロンに恋をしていました。しかし、そのアポロンは女神カイアラピに恋をしており、彼女はその恋が実らないものだとわかっていました。悲しみにくれたクリュティエは、アポロンが黄金の馬車で天空を東から西へと駆けていく様を毎日見上げていました。

彼女は切ない恋心を抱いたまま9日間全く同じ場所に立ち続け、空を駆けるアポロンの姿を見つめ続けていたのでした。一心不乱にアポロンを見続けていたクリュティエは一歩もその場所から動かず、そのうち彼女の足からは根が生え、彼女はヒマワリへと姿を変えてしまったのでした。



ヒマワリの花言葉


どの花にも花言葉がありますが、夏を象徴する明るい印象のヒマワリにはどのような花言葉があるのでしょうか。


ヒマワリの花言葉

  • ヒマワリ全般の花言葉は「憧れ」「あなただけを見つめる」
  • 大輪のヒマワリの花言葉は「偽りの愛」「偽金持ち」
  • 小輪のヒマワリの花言葉は「愛慕」「高貴」
  • 白いヒマワリの花言葉は「ほどよき恋愛」

ヒマワリの明るい印象とは少しギャップのある花言葉が並んでいますね。ヒマワリ全般の花言葉である「あなただけを見つめる」は、太陽の動きを追うように花が方向を変える性質に由来しています。

 

ヒマワリをプレゼントするシチュエーション

ヒマワリをプレゼントするおすすめのシチュエーションを紹介します。


「あなただけを見つめる」プロポーズ

夏の印象が強いヒマワリ。灼熱の太陽を思わせるその色は、恋人にプロポーズをする際に自分の心を反映させる花として、抜群の効果を発揮してくれることでしょう。

ヒマワリの花言葉は、「あなただけを見つめる」。プロポーズをする時に贈る花として、これ以上ピッタリのものはありませんね。


父の日に贈る幸福の黄色

男性へのプレゼントに花束は意外に思われるかもしれませんが、やっぱり生命力を感じる贈りものは嬉しいもの。ヒマワリは、どちらかというと男性的なイメージの強い花。活力や力強さを感じさせるヒマワリは、男性にも人気のお花です。

黄色は幸福を運んでくれる色として、昔からたくさんの場面で使われてきました。日本では、「父の日に贈るもの=黄色いもの」というイメージが既に定着しています。そんなこともあって、父の日に贈る花にはヒマワリが選ばれ続けているんですよ。


ヒマワリの上手な生け方

ヒマワリには、他の切り花にはない特徴がいくつかあります。ヒマワリを生ける時にはその特徴をしっかり把握しておくことで、美しいヒマワリを長く楽しむことができます。ここでは、どのようにヒマワリをケアしていけばいいのかについてご説明します。


花瓶をしっかり洗う

切り花を生ける時は、清潔な状態の花瓶を使いましょう。切り花は雑菌に弱いので、花瓶の水の中に雑菌が繁殖してしまうと、水をうまく吸い込めなくなったり茎が痛んでしまいます。

ヒマワリを少しでも長く楽しむためには、花瓶の中の水を常に綺麗な状態に保つことがポイントです。まずは花瓶を食用洗剤でしっかり洗って清潔にしてから、ヒマワリを生けてくださいね。


余分な葉は取る

葉は意外と水分を吸収するので、購入したヒマワリにたくさんの葉が付いている場合は、花に近い2~3枚を残して他は取ってしまいましょう。下向きに力を入れるとぱきっと簡単に折れますが、少し根元が残ってしまうことがあるので、気になる時は切れ味のいい刃物で切り落としてください。


花瓶の水は少なめに

ヒマワリの茎には、細かな毛がついています。これは腺毛と言って、虫を近づかせないために毛の先端から粘液が出ているんですね。ヒマワリの腺毛が水に浸かると、雑菌が増殖して早く傷んでしまうんです。ですので、ヒマワリを花瓶に生ける際はなるべく水分を少なくして、茎が水に浸かっている部分を最小限にした方が長持ちします。

たとえ花が元気に咲いていても、茎が痛んでしまうと水を吸い上げられなくなってしまって、すぐに花も元気をなくしてしまうんです。花瓶に入れる水の量は2~3cmで、少なすぎるかもと思うくらいが丁度いいでしょう。


花瓶の水は毎日換える

先にも述べたように、花瓶は常に清潔な状態に保っておくことが花にとってはベスト。花瓶の中の水がいつもきれいであれば、ヒマワリも長くきれいに咲いていてくれます。

毎日水を変えるとなると多少手間はかかりますが、元気なヒマワリを長く楽しむためにも毎日の水の取り換えをおすすめします。水を取り換える際には、花瓶もしっかり洗っておきましょう。そうすることで、ただ水ですすいだ時よりもずっと雑菌の繁殖を抑えられます。


風通しの良い涼しい場所に飾る

切り花は直射日光に当たってしまうと、日に焼けて痛んでしまったり、花や葉から水分が抜けて元気が無くなってしまいます。また、エアコンの風が直接当たってしまうと、直射日光を浴びるのと同様に水分が飛んでしまうので、早くしなびてしまう原因になります。

風通しは良いけれど、直射日光の当たらない明るい場所で、エアコンの風を直接浴びないところに飾ることで、ヒマワリを長く楽しむことができます。


水の吸い口をカットする

ヒマワリの茎からは粘液が出ているので、水に浸かっていると他の切り花よりもぬるぬるしたり痛んでしまうのが早いんです。そうなってしまった時は、はさみやカッターで水の吸い口を切り落として新しく新鮮な状態にしてください。

茎の太いヒマワリは、切れ味の悪い刃物を使って切ると茎が潰れてしまうことがあるので、よく切れる刃物を使って切ってくださいね。

ヒマワリのおすすめの生け方

続いて、ヒマワリのおすすめの生け方を紹介します。

おすすめは、一輪挿しと数本寄せて生ける方法です。


①一輪挿し

ヒマワリは花の顔が非常に大きいため、生ける時には重さや安定感のある花瓶に生けるのがおすすめです。花がとても大きなヒマワリは、一輪挿しにしたとしても寂しく見えるようなことはありません。逆に、その独特な花が一層その存在感を主張するはずです。


②数本で寄せる

ヒマワリのその印象的な黄色は、数本集まればまるで太陽のような輝きを放ちます。大切な人への贈り物や、自分自身へのご褒美に、大輪のヒマワリを花束にしてみてはいかがでしょうか。毎日目に入る場所にヒマワリがあるだけで、何事もポジティブにとらえることができるのではないでしょうか。


まとめ

ヒマワリは、贈った人も贈られた人も幸せな気持ちにしてくれる、ポジティブなエネルギーに溢れた花です。大切な人へのプレゼントに悩んでいる時は、抜けに明るいヒマワリの花を選んでみてはいかがでしょうか?きっと誰もがハッピーな気持ちになるはずですよ。

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