【ミモザ特集】春の訪れを告げるお花。花言葉や季節、贈る際のポイント

寒い冬が終わり、日差しが暖かくなってきた頃に、春を知らせてくれるミモザ。カフェやホテルで飾られていたり、スワッグや結婚式のブーケとしても人気があります。ミモザとはどんな花なのか、ミモザの花言葉や風水効果、育て方やよくある質問についてフローリストが解説します。

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ミモザの花の特徴

ミモザの花はどんな花?

モザとは、オーストラリア南東部原産のマメ科アカシア属の植物で、3~4月の春先に花を咲かせる常緑樹です。ミモザの花は、黄色い、ひとつひとつが小さくふわふわしています。ぽんぽんと丸い花を鈴なりに咲かせます。

ミモザの飾り方は様々で、ブーケや切り花、リース、ドライフラワー、スワッグなどで楽しむことができます。年中楽しめるシルバーリーフも人気のひとつです。華やかでありながらナチュラルな雰囲気から、ホテルやカフェなどでも飾られています。

ミモザの日本名とは

ミモザの日本名とは、一般的にはギンヨウアカシアのことを指します。日本でミモザと呼ばれているのは、アカシア属の植物全般のことなので、すべてのミモザ=ギンヨウアカシアというわけではありません。

ミモザという名前は、アカシア属の植物の総称であり呼び名、流通名です。園芸店やフラワーショップなどで統一されているわけではないので、「アカシア」「ミモザ」「ゴールデンミモザ」などと表記されている場合もあります。

ミモザの花言葉

ミモザの花言葉

ミモザの花言葉は、日本では「優雅」「友情」が広く知られています。他にも「感謝」「友情」「密かな愛」「真実の愛」「エレガンス」「安全」「愛」などがあり、ヨーロッパやアメリカでは「秘密の恋」「感受性」「思いやり」といった花言葉も。

イタリアでは、ミモザの日に男性から女性へ感謝の気持ちと一緒にミモザの花を贈ることから、「感謝」という花言葉がついています。

また、フランスでのミモザの花言葉は「感受性」「思いやり」です。「私がどれだけあなたを愛しているか、誰にもわからない」という意味を込めて、家族、特に母親や子供に対して贈ります。

ミモザの色別の花言葉

ミモザには、黄色だけでなくオレンジや白の花が咲くものもあります。それぞれの色によっても花言葉が変わるので、ご紹介します。

  • 黄色のミモザの花言葉
  • オレンジのミモザの花言葉
  • 白のミモザの花言葉

黄色のミモザの花言葉

黄色のミモザの花言葉は「秘密の恋」「密かな愛」「真実の愛」です。
アメリカの先住民であるネイティブインディアンたちの習慣で、男性が女性に告白する時に黄色のミモザを贈っていたことから花言葉になりました。

オレンジのミモザの花言葉

オレンジのミモザの花言葉は「エレガント」「上品」「優雅」です。

オレンジのミモザは、一般的な黄色のミモザに比べてとても華やか、かつ温かみがあり落ち着いた雰囲気を持っています。

カラーコスメやカクテルには「ミモザオレンジ」という名前がつけられているものも。

白のミモザの花言葉

白のミモザの花言葉は「頼られる人」「死にも勝る愛情」です。

白のミモザはニセアカシアという品種で、ニセアカシアの樹全体、特に樹液に有毒成分があることから「死」を連想させる花言葉がつきました。

「頼られる人」というのは、白のミモザの生命力や成長の早さが逞しいというところからきています。

ミモザに怖い花言葉があると思われるのは、白のミモザの「死」という単語からであって、実際は怖い意味の花言葉ではありません。

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国際女性デーのミモザの日とは

ミモザの日とは

3月8日国際女性デーは、男女平等や女性の権利を守ることを目的として国連が制定した日です。日本でも「女性の生き方を考える日」として、毎年テーマに沿って様々な活動が行われています。

イタリアでは同じ3月8日を「Festa Della Donna(フェスタデラドンナ)」=「女性の日」として、男性が女性にミモザの花とともに感謝の気持ちを伝える日です。女性とは、お母さんや奥さん、友人、同僚など間柄は関係ありません。

 

ミモザの花は風水的にどうなる?

ミモザは風水では、幸運を運ぶ花とされています。金運や仕事での成功を運んでくるとして、家の中に飾ると良い運気を呼び込んでくれると言われています。

ミモザの鮮やかな黄色は、西向きの玄関にぴったり。西向きも黄色も金運にいいとされているので、西向きにミモザの鉢植えはとても相性のいい組み合わせです。

ミモザは鉢植えでの育てることができる

ミモザは5m以上にもなる木ですが、鉢植えで小さく育てることも可能です。あまり小さくては花つきが悪くなることもあるので、小さく、でもたくさん花を咲かせたい場合は、最低でも樹高は1m以上を保つことをおすすめします。

ミモザを鉢植えで育てるには、日当たりがいい場所に置けることが大事です。あとは、水はけのいい土があれば、どこででも育てられます。土質も選ばない、元肥さえしっかりしていれば、追肥も特に必要ありません。

ミモザの欠点は定期的な剪定が必要

ミモザの育て方の欠点は、花が終わった後の梅雨までの時期と冬前に、少し強めの剪定が必要だということです。

かと言って、梅雨時期に入ってから強く剪定してしまうと、ミモザの木が弱ってしまうこともあるので注意をしましょう。

強風に弱いので注意が必要

ミモザは、あまり深くに根を張る木ではないので、大きくなるにつれ上側が重くなってしまい、強風で倒れやすくなってしまいます。 風の強い地域や台風の時期などは気を付けてあげましょう。

ミモザのよくある質問

ミモザについて、よくある質問をまとめました。

  • ミモザは冬はどうなりますか?
  • ミモザはどんな香り?
  • ミモザの日持ちは?

ミモザは冬はどうなりますか?

ミモザは寒さには強く、特に冬越しの準備は必要ありません。ただ、平均気温が-5度を下回る寒冷地では、鉢植えにして、室内で管理してください。

ミモザはどんな香り?

ミモザの花は、ふんわりと優しい香りがします。花の香りで想像するような、百合の花の香りなどといった強さも甘さもありませんが、優しく上品な香りです。

ミモザの日持ちは?

ミモザの花は、切り花だと長ければ1週間もちます。もっと長く花を楽しみたいならドライフラワーにするのがおすすめです。ドライフラワーにすれば半年以上、うまくどらいにできれば1年くらい花を楽しむことができます。

まとめ

春の訪れを知らせてくれるミモザは、生花としてもドライフラワーとしてもとても人気があります。鉢植えでも育てることができるので、自宅で栽培して切り花やドライフラワーとして楽しむことも可能です。

怖い花言葉があると言われているミモザの花言葉は、「死」という単語が入っているからであって、決して怖い意味ではありません。怖い意味とはかけ離れた「感謝」という花言葉を持つミモザを、感謝の気持ちに添えて贈るに相応しいミモザを、身近な女性に贈ってみるのもいいかもしれません。